チャイルドケア 子どもたちそれぞれの『トイレトレーニング』

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こんにちは、ローラです。

働くチャイルドケアセンターでは、トドラーと呼ばれる2−3歳児の部屋を担当しているんですが、この部屋、本当にやりがいがあって、そして毎日がひっちゃかめっちゃかです。

たまたま今、部屋に所属する20人くらいの子供たちのうち、半数以上がトイレトレーニングを始めているんですが、これ、超簡単に完了する子もいれば、1日に4回以上、アクシデントと呼ばれるおもらしをしてしまう子もいて、そしてそれは年齢に関係なく達成スピードが異なっていて、実に面白いなーと感じています。

私は日本の幼稚園/保育園などで働いたこともなく、我が子も育てたことがないので、子どもに関わるすべてのことが3年程度のオーストラリアでの職場(と資格取得の為の授業)から得た知識だけ。なんですが、初めての子どもをもった親御さんからは、トイレトレーニングについての相談をされることも多く、先輩スタッフが答えているのを参考に、いつも自分なりにあーだこーだと答えています。とりあえず、初めての子どもをもった親御さんよりも多くの子どもたちの成長を保育士の私たちは身近に見てきているので、他の子のトレーニングの様子だとか成功例とかを教えてあげるといいようです。

オーストラリアでの一般的なトイレトレーニングの流れを説明しますと、

一般的なナピー から プルアップと呼ばれるパンツのようなナピー に変えて、最終的にナピーを外す という3段階をたどるステップが王道で、スタートする年齢は家庭それぞれ。20ヶ月をすぎたあたりからすぐにトレーニングをスタートする家庭もあれば、3歳直前くらいからようやくスタートする家庭もあったりと、その家庭に合わせて&子どものナピーの様子を見て、私たち保育士も指導していきます。つまり、1日4回替えるナピーチェンジで、乾いている回数が増えてきた場合、蓄える力がついてきたみたいだから、トレーニング始めてもいいかもよと親御さんに伝えたりするんです。

*プルアップ(Pull Up)は、自分でオムツを上げ下げできる&おしっこをした時に濡れたのがわかる仕組みになっていて、トイレトレーニングの初歩として一般的に使われていますが、あまりに年齢的に早い段階からプルアップを使っている子どもは、濡れたオムツに慣れてしまうようで、オムツがパンパンになっても平気でそのまま遊んでいる子もよく見かけます。

*3歳以降は、プリスクールと呼ばれるチャイルドケアでは年長さんのクラスに行くので、3歳までにトイレトレーニングを完了させたい親も多く、そしてセンターとしてもプリスクールのクラスでは保育士の数がうんと減るので(子ども10人につき1人の保育士)、個々の子どものトレーニングに対応している余裕がない場合が多く、3歳までに、というのを親に推奨しています。保育士に余裕がないと、子どものアクシデント(おもらし)にイライラしてしまうので、それが子どもに伝わり、またアクシデントを生むという悪循環になる可能性があるんです。一方で、トドラークラスは保育士の数に多少の余裕があるので(子ども5人につき1人の保育士)、失敗しても、大丈夫だよ、次におしっこしたくなったら先生にすぐに教えてね、と言える余裕があり、これが成功例を作りやすいっぽい。これ大事みたいです。

今週3歳の誕生日を迎えるクラスの男の子が、ちょうど1ヶ月前くらいからトイレトレーニングを始めました。この親、プルアップ過程を吹っ飛ばして、『ナピー着用』から『ナピーを外す』って強行に及んだため、この男の子は、毎日毎日アクシデントを4−5回繰り返しました。そりゃそうだよ、、って感じなんだけど。当然私たちも、アクシデントが面倒だから、1時間に1回、トイレに連れて行くよう心がけるんだけれど、遊んでいる最中に何度も必要以上にトイレに行かされるのは子供たちにとってはとてもイヤみたいで、そして、トレーニングを始めたばかりの子は、おしっこをするという行為自体を理解していない子が多く、いざトイレに連れて行ったところでただただ座ってるだけ。この男の子本人も『No wee wee in the pants. Wee Wee in the toilet』と、親や私たちの口癖だけを覚えて、そしてパンツを濡らしては隠れる(いけないというのはわかってるみたいで)を繰り返していたので、これは親に相談して、プルアップの過程を踏んだほうが、彼のためかもしれないねと、スタッフ同士で話していました。1日4−5回のアクシデントを2週間繰り返した頃です。

ところが、トイレに座らせないで、ポティと呼ばれる小さい子供用の便座(日本語でおまるって言うんでしたっけ??)に座らせるようになると、見事に成功例が増え、不本意なアクシデントが減りだしました。ちょうど親御さんに相談しようと思ってた矢先だったので、これには私たちもただただ感心でした。そして4週間ほど経過した今では、完全にアクシデントがなくなり、そして私たちから声をかけなくても、本人から『I wanna go wee wee.』と言ってくるようになり、これはもうトレーニング終了といっていいだろうなと感無量です。

この男の子は、わりと時間と手間がかかった例なんですが、数回のアクシデントだけで、もしくは覚えてないほどにアクシデント知らずでトレイトレーニングを終了させる子もいて、ほんと成長過程は人それぞれだわ、、と日々感じています。

そして、過程が難航すればするほど、私たちにとってもいい経験&勉強になって、一緒に成長させてもらっているのかもしれないです。まじ、トイレトレーニングめんどくさいけど。

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コメント

  1. さと より:

    こんにちは。美容院の記事でこちらにたどり着きました。思わずコメント失礼します。チャイルドケア関連の記事ですが、誰向けに書いてらっしゃいますか?
    情報が、シドニー在住日本人向けの虎の巻になっていませんか?
    私が自分の子供を行かせていたシドニーのチャイルドケアは所謂、地元の人から支持されているチャイルドケアでエデュケーターの質もよく、経営側もちゃんとしているところでした。そして、トイレトレーニングの仕方は教えてはくれません。それは、親になった私たちが自分たちの頭を使ってどうにか乗り切る、ファミリーイベントだからです。だれもチーティングは許されません。日本人だろうがオーストラリア人だろうが何人であっても、初めて自分の子供を持ち、初めて親になり、英語で情報を収集して何とかやってく。スタートラインはみな同じです。同じだけの税金を支払います。日本語で、ここに虎の巻を載せている理由はなんですか?アフェリエイトが理由なら、日本向けの記事を書いたほうが人口が多いですよ。
    日本語で虎の巻を書くことは、英語ができなくても暮らしていけるのではないかという甘い考えを増やすとおもいます。

    • ローラ より:

      さとさん 初めまして。率直なご意見ありがとうございます。
      さとさんはお子さんをお持ちで、シドニーのチャイルドケア(しかも良質なところ!)に預けられていたんですね。
      このブログ内容は、オーストラリアのチャイルドケアの仕事に携わるごく限られた日本人向けに書いたものです。なのでものすごくニッチです。
      私自身、子育て経験がなく現キャリアでの経験(豪のチャイルドケアでの職歴3年)
      がすべてなんですが、いろいろな国の親御さんからトイレトレーニングの相談(それ以外の相談ももちろん)を立場上受けることが多く、そしてオーストラリアのチャイルドケアで働いている日本人(に限らず諸外国からきた学生)の方は、私同様に子育て経験がない人が多いので、同じような戸惑いを感じる方も多いと思って、書いてみたものでした。

      とはいえ、私のブログのテーマ(内容)があっちこっちにとっ散らかっていて、どこ目線で書いているのかわかりづらいことが、さとさんのコメントでわかりました。ありがとうございます。 ローラ

  2. みなみ より:

    トイレトレーニングされてない子が幼稚園部屋に来てしまうのは先生目線としては結構困りますよ〜〜差別になるから受け入れられないとは言えないんですけどね〜
    スタッフ二人体制の時に、アクシデントが多い子一人いるだけで、もう一人のスタッフに19人の子供の監督責任がつくわけで、まじ勘弁〜〜

    • ローラ より:

      みなみさん
      みなみさんは、プリスクールの部屋で働いてらっしゃるんですね?
      私は、トドラークラスなので、まだトイレトレーニングが未完成な状態でプリスクールに送り出すのは本当に心苦しい限りです。1対5だからアクシデントの面倒見れるけど、1対10は、、、
      年齢関係なく、トイレトレーニングがしっかりできた子からプリスクールに入れるべきだと心から強く感じます。子供(や親やスタッフ)に目を向けず、お金にばかりとらわれているデイケアで働いていると、こういうことは日常茶飯事に起こるんですが。

      • みなみ より:

        はい、ECTは強制的にプリスクール部屋になります。キンディファンディングを受け取る条件らしいですが、要は金儲けのためです。個人的には、ベビー部屋こそスキルがある人が行くべきだと思いますが…(脳が一番活発なときです)。

        うちのセンターはアレなので、3歳になったら自動的に上にあげます。トイレとか関係なしです。砂場で砂を食べるような子も、アディショナルニーズがあり一歳程度の知能を持つ子でも3歳ならみんな1:10で数えます。マジありえん。怒り心頭。今年の初めから上がってきた子達でも、まだトイレトレーニングされてないプリスクーラーがちらほらいます。彼らのせいではないんですが、とてもクオリティケアとは呼べません。毎日心苦しいばかりです。

        • ローラ より:

          確かに、ECT保持者はプリスクールに入ることが多いですね。うちのセンターは、一人プリスクール、一人トドラーって感じに分かれていますが。ベビールームは私の経験だとどのセンターでも、アジア人(要は英語力の問題)が多いイメージがあります。

          私の今のセンターも完全にアレなので、みなみさんと同じ状況です。3歳の誕生日の翌週から自動的にプリ。もちろんトイレも関係なし。アディショナルニーズも普通にRatioに含まれていて、プリのスタッフはもう辟易しています。
          さらに言うと、うちの場合のプリスクールは、3歳になったばかりの子供たちと5歳を超えた子供たちの25人前後が全く同じ部屋で同じルーティーンをしているので、その点もひどいです。近い将来、3−4歳/4−5歳部屋に分ける必要に迫られると思うんですが。

          お互いにエラいところで働いていますね。。

          • みなみ より:

            同じ会社下の別のセンターで働いてたときは、ECTでもトドラー部屋のアシスタントをやってました。ノーザンビーチのほぼ99%オージーのセンターだったので、外国人は大目に見てもらえていたのかも知れません。そこでのダイレクターはディプロマだったので、45プレイスで2ECT、両方フロアにいるラッキーなケースでした。
            今は西シドニーなのでインド系、ネパール系、バングラデシュ系が多く、同じ45プレイスですが、ダイレクターがECTの為フロアにおりず、私がフロア唯一のECTで、自動的にプリスクールルームリーダー/エデュケーショナルリーダーです。
            うちのプリスクール部屋は大きさ的には法的に21人しか受け入れられないのですが、何せうちのセンターはアレですので、ナショナルレギュレーションズの抜け穴を探して、うちの部屋に毎日28人エンロールされてます。週にすると46人いるんですが、まともにノンコンタクトタイムも貰えず、オブザベーションは7月から滞ったままです。でも終わらせてないと何でやってないんだと責められ、子供を監督してほしいのか書類書きをフロアでやってほしいのかはっきりしろ、と言いたくなります。うちも28人3-5歳が一緒くたになってますよ。これからも分かれることはないでしょう。ジーのつく大きめの上場企業ですが、お金のことしか考えてない+子供たちのことやスタッフの安全、メンタルヘルスのことはこれっぽっちも考えてない保育園には腹が立ちます。早く出たいなぁ〜(189申請中)。。。という150%愚痴コメントで申し訳ない!!この話が分かってくれる日本人保育士なかなかいなくて!!(日本人はだいたいノースシドニーのいいとこで働いてる人が多いので)

          • ローラ より:

            愚痴大歓迎ですよ! 私のブログは基本的に愚痴記事も多いですし。愚痴はリアルでかつ重要な情報だったりしますからね。
            西シドニーの人種は、ああ、、って感じですね。私が以前3ヶ月間だけいたキャンベラの地域もインド、ネパール、バングラディシュ色が、子供にも保育士にも強くて、というか働くスタッフの半数がそれ系で、ま〜〜ぁ動きが鈍くてうんざりした経験があります。
            東シドニーは逆にアジア系が少ないです。ただし、Fancyすぎる親も少なくなく、そのレベルを1−5、1−10で子どもを見ているデイケアのスタッフに求められても、、と感じることもあります。まけど、9割方はイージーゴーイングで協力的な親が圧倒的に多いですけどね。
            私の友達は、ストラスフィールドとローズランドにカジュアルで入ってるんですが、チャイナ、コリアンがストラスフィールドには多く、親からの注文が多くて面倒、ローズランドはレバニーズが多くて、親が男の子を王様のように扱うから、先生に『あれ、持ってきて』とか普通に言っちゃうらしく、扱いが大変(もちろん、親もそれなり)だと愚痴ってました。どこですか!?ノースシドニーのいいとこ、とは!? 私もそこに就職希望ですわ。

            うちもそうですよ。
            20人のプリスクールのキャパに、現在は25人が平均してアテンドしています。Ratio的にもプリに送った方がセンター的に安上がりなので、3歳の誕生日と同時に、5歳児モンスターもいるような一緒くたな部屋に送りこまれて、トドラーを受け持つ私的には、手塩にかけて教育した子供を手放す寂しさとともに彼らが不憫で仕方がないです。みなみさんのところ、リリースタイム(ノンコンタクトタイムとも言うんですね?)がまともにもらえないんじゃ、オブザベーションはもちろん、毎週のプログラミングだってきついですよね。。私のところは唯一、毎週2時間きっちりリリースしてもらえるので(私は6人の子供を担当で)オブザベーションはとりあえず追いついています。たった唯一のいいところです。

            ジーのつく大きな企業、もしかしてガーディアンですか?(だとしたら私はギブアップ経験有りです。)気になる気になる〜〜 そしてみなみさんは、189ビザなんですね!やっぱりカッコイイ!! その件も詳しく知りたい!! DMさせていただいてもいいですか?

          • みなみ より:

            どうぞどうぞー!くっちゃべりましょ!!