オーストラリア英語に訛りはあるのか

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こんにちは、ローラです。

さきほどBondi Junctionで買い物をしてバスで帰ってきました。ちょうど真後ろの席の会話が耳に入ってきたのでBGMのようにぼんやりと聞きながら。今でこそこれはなんてことのない日常なんですが、バスでの後ろの席の会話は、オーストラリアにきた当初の頃を思い出します。あの当時も同じようにバスに揺られて家に帰る途中に、後ろの会話をリスニングの練習にと思って今よりももっと真剣に聞き耳を立てていました。しかしながら、あまりのネイティブの会話の速さに何一つ聞き取れずしょっちゅう落ち込んでいました。果たしてあとどれくらいで私はこのネイティブの会話を聞き取れるようになるのかどうか。それから、バスに乗るたびに(ほぼ毎日ですが)、後ろの席の会話に聞き耳を立てては焦りばかりが先行したことを思いだします。必死すぎてすぐには気がつかなかったんですが、少しして、それもそのはず、このオーストラリアには英語以外の言葉を話す人たちがごまんといるということにはっと気がつきました。私はもしかするとスペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、ポーランド語、スウェーデン語、ロシア語あたりを聞きながら、必死に彼らの会話を聞き取ろうとしていた可能性があったということです。はは

オーストラリアにワーホリにくる際、私もおそらくほとんどの方と同様に、オーストラリア独特といわれる訛りに対して不安を覚えていました。昔むかしの中学の英語授業で、オーストラリアの空港のアナウンスは、例えば「Gate 8」 が「ガイトアイト」となる、と面白おかしく教わったことを思い出しては、本当かしらと心配でした。そして、オーストラリアに来ると決めた際も、訛った英語はちょっと恥ずかしいし、英語を身につけるからにはちゃんとした発音を学びたいと少し身構えていたように思います。

ところがどうでしょう。実際は、訛りうんぬんの前に、そもそも私自身の一般的英会話がままならないのです。ホームステイ先でのホストファミリーとの会話、語学学校での先生の言ってることやクラスメイトとのおしゃべりも常にGuess状態。そして返事は常にカタコト。このレベルの語学力の人にとって、オーストラリア英語が訛ってるどうのという土俵にははっきりいって立てていません。訛ろうと訛ってなかろうと、英語そのものが聞き取れないので関係ないのです。訛りがわかるようになるには、そもそもTOEICで高得点が取れるくらいの聞き取りレベルが必要でしょう。相手の言っている英語がほぼ聞き取れるレベルになって初めて、あ、この人の英語ちょっとクセあるな、というのが分かってくるからです。

そして、ようやっとそのレベルに私が立てたのは、来豪後2年近く経ってからだったと思います。そしてそこで初めて、あれ、シドニーの人たち、ぜんぜんオーストラリア訛りないじゃん、ってことに気がつきました。

いわゆるオーストラリア訛りが強い人たちというのは、年配の方、あるいはファームがあるような田舎町もしくはシドニーでも車で3h以上かけた西エリアに行くと、多く見かけることができます。彼らの英語はやはりクセがあって、私もいまだに半分くらいしか聞き取れません。けれどそれくらい稀な機会でしか、オーストラリア訛りに接することができないのです。

(このオーストラリア訛りよりも、アイリッシュ英語訛り、ニュージーランド英語訛りの方が、私にはよっぽど聞き取れないし、すぐ身近に潜む危険なワナです。これはまた別の話。)

オーストラリア訛りよりも、ここ多民族国家のオーストラリアでは、母国語が英語じゃない人たちのアクセントの違いの方が顕著です。フランス人の話す英語、イタリア人の話す英語、ブラジル人、スペイン人、クロアチア人、ドイツ人、ロシア人、中国人、韓国人、インドネシア人、ベトナム人、インド人、タイ人、もろもろ、みんなそれぞれ第二ヶ国語として話す英語にはその国独特なアクセントがあります。この訛りの方がよっぽど接する機会が多い。そしてこういった母国語が英語じゃない人たちがたくさん住んでいるオーストラリアは、英語初心者にとって英語の習得をするのにとても最適な国だと思っています。英語カタコトでしか話せなくてもそういった人たちにみんな慣れているので、嫌な顔せずにこっちの言いたいことを汲み取ってくれようとしてくれるのです。恥ずかしがる必要ゼロ。これはとても大きな利点。

英語の取得に大事なのは恥ずかしがらずにどんどん思ったことを口に出して、相手との意思疎通の成功体験を多く設けることだと思っています。その環境がここオーストラリアは整っていて、そして母国語が英語圏じゃない人たちとは、ネイティブスピーカーよりもカタコト英語が通じやすい傾向にあり、英語初心者には本当にオススメの国です。オーストラリアにいるだけなのに多民族国家、たくさんのバックグラウンドを持った上述の国の人たちと出会うことができるのも大きな魅力のひとつ。もし迷っているならぜひ来てみることをオススメします。






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