Mardi Grasを前にDiversityについて思う

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こんにちは、ローラです。

来週の土曜日(4th of March)がMardi Gras/マルディグラということをさっき知りました。
毎年この時期、3月最初の土曜日かな? にあるLGBTQI(同性愛者、両性愛者、トランスジェンダー、その他のひとたち)を祝うシドニーの大きなイベントです。夕方くらいからOxford Streetというシドニー内でもかなり大きな通りで、LGBTQIの方々、もしくはその方々を支持する人々が一斉に美しく華やかに着飾ってのパレードが開かれます。とてもきらびやかになパレードに、それを一目見ようと集まるものすごい数の観客で、毎年凄まじいパワーにあたり一帯が包まれます。

それにしても、ここシドニー、ここらへんの性に対して本当にオープン。今でこそ私も凝視することはなくなりましたが、男性同士(女性同士もしかり)が手をつないで道を歩く姿や、道端でイチャイチャする様子などは、もう本当に日常のなんでもない光景で、それに対してどうこう反応する方がナンセンスな感じです。それくらいにLGBTQIが当たり前に社会に浸透していて、普通の価値観として大きく受け入れられています。

2年未満のチャイルドケア経験の中で、まだたぶん、この子どもの父親は女性でとかその逆とかというケースに会ったことがないのだけれど、そのうちそんなことは普通にあるんだろうなと思うし、それもひとつの普通の家族構成として、子ども用の絵本でも描かれていることが多くとても面白いなと思います。

ちょっと分かりづらいかしら。この本の一部に登場するファミリーが男性同士で子ども3人という構成。ちなみに一人の腕にはびっしりタトゥーというイラスト。

私の働くチャイルドケアセンターに一人、おそらくトランスジェンダーな男の子がいます。

彼はふわふわした女の子のドレスやバービー人形がとても好きで、ホームコーナーにある衣装、主にピンクのドレスをいつも好んで身につけます。ある時、彼の身につけるドレスを一人の女の子が面白がって茶化しました。「Robin(仮名)は男の子なのにドレス着て変なの」と。それを見たEducatorは「好きな物を着て何が変なの? あら、Daniella(仮名/茶化した女の子)だって今日ズボン履いてるじゃん。それって変なことかしら?」と。それを受けたDanielllaは、少し考えたような顔をして、「私はズボンが好きなの」と笑顔。「じゃあ、Robinがドレスを着ちゃいけない理由はないんじゃない?」とEducator。それに対しDaniellaはまた笑顔で、「そうだね」 と言った会話が、とても記憶に残っています。

ジェンダーだけではなく、Multi-Culturalなシドニーでは、ひとつのチャイルドケアセンターの中でも様々なバックグラウンドを持った子供たちが集まっています。両親共にオーストラリア人、というほうが珍しいくらいに、いろいろなナショナリティの子どもたちが集まっているので、Diversity(多様性)という観点からのアプローチをEducatorの私たちは常に求められていて、それはそれはとても勉強になります。肌の色が違う、髪の色が違う、目の色が違う、家で話す言葉が違う、食べる物が違う、とかとか、自分と他人とでは違う、ということが割と普通に浸透しているので、このDiversityに関しての子どもたちの感受性も早い段階から育まれ、日本で30年間、他人と自分を比較しながら過ごしてきた私にとっては、この柔軟な価値観に感心しきりです。

来週末のMardi Grasは、おそらく行かないと思いますが(混雑が苦手)、そうか、Mardi Grasにちなんだレインボーカラーのアクティビティは楽しそうだなと思ってウキウキしています。



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