オーストラリアのチャイルドケアで見かける、4つのタイプのお弁当

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こんにちは、ローラです。

オーストラリアのチャイルドケアでは絶対に持ち込み禁止の食べ物があります。

チャイルドケアを勉強している方なら、コース最初のうちに習うのでご存知だと思うんですが、そう、『NO NUTS』のあれです。どのチャイルドケアでもナッツ系の持ち込みは一切禁止で、センターの入り口付近にはこういったポスターが貼られていることが多いです。

ナッツはアレルギーの中でもハイリスクなので、ピーナッツバターを縫ったサンドイッチ、なんてランチ・軽食は絶対に持ち込まれることはありえません。提供されることも絶対にありません。

センターによっては、卵ですら持ち込みを拒否するところもあるようでで、これも同じようにアレルギーの子どもを配慮してのことです。




わたしは過去にいくつかのチャイルドケアセンターで働いてきましたが、ランチを提供するセンターは全体の7割程度といった印象で、残り3割のセンターでは、お弁当持参で親がランチを用意しないといけません。

以前働いていたランチ持参のセンターで、イロイロ驚きなお弁当を見たので、今回はそのことを共有したいと思います

オーストラリアのチャイルドケアセンターで見かける4つのタイプ別お弁当

1、いちばん一般的なお弁当

サンドイッチ/数種類のカットベジ&フルーツ/チーズ/ヨーグルト

カットベジは、キュウリやニンジン、赤いカプシコム、セロリなどが一般的。
フルーツには、青リンゴ、洋ナシ、いちご、ブドウなどが定番でした。

オーストラリアには、吸い込みタイプのヨーグルトが人気で、どの親もこれを一つお弁当に添えていました。

サンドイッチといっても、チーズとベジマイトが塗られたようなものから、ツナレタスを挟んだものをよく見かけました。

2、少しグレードがアップしたお弁当

冷めたパスタ(ヌードル)/冷めたチキン(ハム)/数種類のカットベジ&フルーツ/チーズ/ヨーグルト

持ち込まれたお弁当は温めることなく食べなくてはいけないので、どれもこれも冷めています。それでも子どもたちは美味しそうに食べますし、ランチ休憩を前にした私たちスタッフからしても冷めてますがとても美味しそうです。

3、保温用フラスクが使われた温かいお弁当

温かいパスタ(温かいご飯/温かいスープ)/複数のカットベジ&フルーツ/ヨーグルト/スナック菓子

20人児童に1人、2人いるかいないかの割り合いでしたが、わたしたちスタッフのお腹を極度に空腹にさせる、ハイグレードなお弁当を持ち込む子もいました。保温に強いフラスクをお弁当容器として使っているので、朝作られたお弁当が温かいままで食べられるという状態です。そして、基本的にナッツ以外であれば持ち込みに制限がないので、小さなパッケージのスナック菓子を持ち込む子たちも、一般的なお弁当群の中に多くいました。

栄養バランスを考えて大人顔負けの立派なお弁当を持ち込む子たちの中には、年齢的に(2−3歳児)まだ食が細い子も多く、結局は毎回食べきれずに多くを残すことになります。

子どもがしっかりと食べきれる量を持たせてあげることも、子どもに達成感を与えるという意味ではとても重要なのかもしれないな、と考えさせられたりもしました。

4、心が痛くなるお弁当

ジャムが塗られただけのサンドイッチ/カスタードクリーム/チョコレートスナック

ハイグレードすぎるお弁当が持ち込まれる一方で、親の意識から、栄養価のまったく考えられていないお弁当や、その子の体格に対して明らかに量が少なすぎるお弁当を持ち込む子たちもいました。子どもたちを預かる側として、子供たちに栄養バランスの大切さを指導している私たちは、親になんどもお弁当の指導&改善を(やわらかく)試みるんですが、こういった親の意識を変えることはとても難しく、センター側から、軽食用のフルーツ(主にアップル)やビスケットなどを補充してあげるケースが多々ありました。

*日本のお弁当文化とは大違い*

このお弁当例のセンターは、地域の中でもわりと保育費が高めで、そして入園まで2−3年待ちという人気なデイケアです。なので、意識高い系の親が揃っていると思っていたんですが、お弁当が意外と質素、もしくは、栄養バランスが全く取れてないといったケースを目にして、改めて、日本のお弁当文化はママさんたちを疲れさせる大きな要因だなと感じました。

*お弁当づくりがイヤでランチつきのチャイルドケアを選ぶケースも*

似たような金額の保育料だとランチつきのセンターを選ぶ親御さんも多いみたいです。わたしの友達も2人の子たちをチャイルドケアに入れているんですが、最近移った先のデイケアではランチを提供してくれるから本当にラクだと言っていました。

*ランチつきのチャイルドケアでは温かいランチが提供される*

そしてランチ提供の場合は、子どもたちも作りたての温かい食事をそのまま食べられるので、なんでも食べられる子の場合は、ランチ付きのセンターを選ぶと思います。そりゃそうよね。

*宗教的な理由や食文化の違いから、あえてお弁当持参のデイケアを選ぶ*

けれど宗教上の問題で、ポークがダメ、ビーフがダメ、ベジタリアン、ビーガン、そのほかにもアレルギーとしてミルクNG、グルテンNGといった子どもたちや、家で食べなれないパスタが苦手、混ぜご飯が苦手、野菜が苦手などなど、子どもたち自身の偏食もあったりで、せっかく提供される食事が苦手な子たちもいるので、そういった場合は、お弁当持参の方が便利みたいです。

*宗教的な食ルールは、入園時に確認がされ、例えばビーフが食べられない子にはベジタリアンの食事が別途用意されます。これをスタッフが間違えずに提供してあげないといけないので、子どもたちの食ルールを覚えるのはとても大事です。
わたしは寸前で別スタッフに確認(というか注意)されるということがよくありました。。

さいごに

オーストラリアのチャイルドケアで見かける、子どもたち持参のお弁当は、基本的にとてもシンプルなものが多く、さらに年齢を重ねると、リンゴやニンジンをまるまるそのままかじっていたり、気持ちがいいほどラフです。日本のお母さんを悩ますお弁当も、もっとシンプルが普通になればいいのにね〜と思ったりしています。

私自身にとっては子どもがいなく、日本で保育士をやっていたわけではないので、子どもとこうして長い時間接するというのがオーストラリアで働くチャイルドケアという場所が初めてでした。そこで、この年齢(2−3歳児)の子の食の細さ、特に食べない子は本当に食べないという事実にも驚いています。もちろん、偏食もしかりで、まったく食べない子、食べる前から好き嫌いする子、食事中にすぐ席を離れて遊び出す子、そういう子たちにどうやって食に対する興味を持たせるか、いつも先輩スタッフから現場で学んでいます。







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