チャイルドケアで働く ゴキブリとの接しかた

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こんにちは、ローラです。

ゴキブリが得意な人いますか?

女性の場合は、きっとほとんどの方が苦手だと思います。オーストラリアのゴキブリはサイズ感も日本の比にならないくらい大きいし、種類も豊富だし、私も大の苦手です。なのでもし家で見かけたら、急いでスプレーを手にとって血眼で殺しにかかります。殺したあとの処理にも困るよね。。極力近づきたくないから、私はよく掃除機で吸い取って終わり、という手段をとります。

ところでチャイルドケアではどうしているかご存知ですか?

これ、私がまだ学生としてチャイルドケアを勉強していた頃、クラスの先生が質問してきたんです。「ゴキブリを見たら、どういう対応をすべきか」と。私は、質問の意図がわからず、どうもこうもそんなの殺して終わりでしょと思ったわけです。他のクラスメイトもわりとキョトンとしていたと思います。ところがこの先生いわく、「Educatorになる私たちは、子供たちに命の大切さを教えないといけないから、いくらゴキブリであっても殺したりはせずに、逃がすのが正解だ」と教えてくれました。に、逃がす。。それこそ、どうやって!?っていうね。そしてもし、すでに死んでいるゴキブリだった場合でも、子供たちはいろいろなことに興味があるから、近くに寄って色の話をしたり、足の数を一緒に数えたりするとゴキブリに対して無駄に恐怖を覚えなくなると教わりました。合わせて、ゴキブリは私たちが残した生ゴミを食べるからあまり触ったりしちゃいけないよ、と子供たちに教えてあげることが大切なんだという。ちなみにこの先生いわく、子供たちの前で悲鳴をあげるなんてもってのほかなんだそう。

それを聞いた私は、目に鱗状態でした。こんなことにおいても、私たちは子供達の前でプロにならないといけないのかーっていうね。

そしてそれは実際に、とても日常的に起こります。もうね、ゴキブリいっぱいだよ。

私はメンドくさい&関わり合いたくないのが本音なので、もし子供達が気が付いていなければガン無視します。自分の家じゃないしもうイチイチ気にしてたら大変。それくらいにいっぱい。

けれど、子供たちはよく気がついてくれちゃう。そういう時はもう仕方がないので、わーほんとだねー。どこから入ってきたんだろうねー。捕まえて外に逃してあげよう!とか言って追いかけるふりをします。まあ大概は足が早すぎるのでどこかに隠れて終わりというパターン。どっかに行っちゃったね、また見つけたら一緒に捕まえよう!などとごまかしています。

死体を発見したら?

これもしょっちゅうで、子供たちは本当によく見つけてくる。なので、寝てる(ひっくり返ってる)だけかもよー。そっと動かしてみようね、とかと、とにかくすぐに処理する(殺す)ことは避けています。先生の教え通り。

ところがね、実際のところゴキブリを見ると、ほとんどのスタッフがキャーーーーーー!!!って悲鳴なんだわ。みんな、むりむりむりむり!って言ってね。誰が処理をするのか、お互いになすりつけあって。

それを見るにつけ私は心の中で、おーーーーーーい!!っていつも叫んでいます。私も苦手だよ。けど、そんなこと言っちゃったら終わりじゃん。

面白いことに、大人がキャーーーーー!!!って反応をすると、子供たちも真似るのね。ところが、私がプロになりきって(必死だよ)ゴキブリに興味を示したりすると、子供たちも同じように近づいて観察しだすんです。それを見るにつけ、やっぱり私たちは子供たちに私たちの勝手な価値観を押しつけてはいけないなと思うわけです。

これは、ゴキブリだけに限らず、子供たちは昆虫に興味津々で、けれどほとんどの女性陣は昆虫苦手。私も右に同じく。それでもそんなこと言ってられないからね、チャイルドケアで働く以上さ。3年近く働いた今の私は、素手でヤモリも捕まえられるし、ちょっとしたバグでも指に乗せられるし、カタツムリでもナメクジでも手のひらに乗せられる。ミミズはまだちょっと無理だし、蜘蛛とかアリは刺す可能性があるから子供達には触らないように教育していてだから私たちも基本的に触らないけれど、大人になってから、こんなにも昆虫を克服できるようになるとは思ってもみなかった大発見です。私だって虫とは距離を置きたいんだよ。けどさ、私が昆虫(カナブンみたいなのとか、バッタみたいなのとか)を指に乗せて遊んでいる様子を見せると、それまでその昆虫を怖がっていた子供たちがものすごく興味を示して、最後には誰の指に乗せるかっていう昆虫の奪い合いのケンカを始めるわけ。そんな子供たちの心境の変化がたったの10分で起こるのを見るにつれ、やっぱり私たちはプロにならないといけないなと彼らからも教わるわけです。

それでもやっぱり苦手な人は、あの透明のグローブ(ナピーチェンジや食事の提供時に使うあれ)をつけて触ってみることから始めてみるといいと思います。私がそうでした。薄いビニール一枚隔てただけなのに不思議と触ってる気がしないんです。あれ最強。けっこういろいろ触れるようになります。

ゴキブリに至っては、死んでる場合、グローブをつけた手でダストパンでサクッととってゴミ箱に捨てています。一通り子供たちと話し合った後にだけどね。

本当にオーストラリアのチャイルドケアにはゴキブリが多いので、克服はできないにしてももう慣れちゃった方が楽だよって話です。棚を開けた瞬間に上からボトッと落ちてきたりが日常だったりするからね。ものすごい恐怖だけど、まあ慣れます。家での遭遇には全く慣れないけれど。

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