チャイルドケアから子どもが脱走してハイウェイを横切る!ってニュースが届いた

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こんにちは、ローラです。

昨日、メルボルンのあるチャイルドケアセンターから、二人のトドラー(2歳児)が脱走して近くのハイウェイに飛び出してきたっていうセンセーショナルなニュースが、実際の映像とともに全豪に流れました。

▼ニュース映像▼


▼文字で読みたい方は、こちらの記事をご覧ください。
Footage emerges of kids playing in traffic after escaping childcare

このニュース、チャイルドケアで働いている、もしくはチャイルドケアを勉強している方の多くの方がすでにご存知のことかと思いますが、こんなことが万が一にも自分の働いているセンター、もしくは、自分の担当の部屋で起きたりなんかしたらもう、、想像だけで震えます。

現在も、なんでそもそもこんなことが起きてしまったのか調査中のようですが、今日までのニュースによると、子供たちをハイウェイで救護した人たちからのチャイルドケアへの通報で初めてスタッフは子供たちがいなくなった事実を知ったという有り様なようで、ものすごくお粗末すぎて言葉になりませんでした。とにかく、子供たちは完全に無事で、何も怪我がなかったことだけが不幸中の大きな大きな幸い。その子たちの親御さんの心情は計り知れませんが。

子供たちが飛び出してきたハイウェイは時速70Kmというスピードで、このこともこのニュースをセンセーショナルに掻き立てているように感じます。車を運転する人なら、これがどれくらい早くて危険すぎるスピードだか理解できるはずです。シドニーの都市部では、時速60kmがどの大通りでもほぼ上限。子供たちの通学時間帯にいたっては大通りであろうと、学校付近では時速40kmまで落とさなければいけません。シドニー内では唯一、高速道路につながる道路で初めて時速70kmが許される感じじゃないかな。それくらい、時速70km出せる道というのは限られていて、時速70kmが許される場所というのは幹線道路のようなトラックも行き交う危険な通りなわけです。そんなところに、2歳児の子供たちが飛び出してくるなんて、あってはいけない事態、ショックすぎるっていう話。

実際の映像をよくよく見てみると、多くの車が異常を察したようで、子供たちが飛び出してくるより先に、両車線とも車両が停車している(スピードを落としている)様子が伺えますが。

チャイルドケアから子供たちが勝手に抜け出せてしまうことなんて、絶対にあってはいけないことなんですが、アレなセンターのセキュリティ事情、管理体制はかなり雑な場合も少なくなく、私の経験だけでも、このセンターやばいだろっていうところを複数見てきました。チャイルドケア激戦区シドニーでもこんな体制のところがいまだに存在する中で、言い方は荒くなりますが、地方都市のチャイルドケアセンターではよっぽど以上にお粗末なところもまだまだ普通に存在してるのかもしれないなーと、知らないけど、どうなんだろう。

ちなみに、私が経験したアレなセンターのお粗末(危険)事情をご紹介しておきます。

  • 大通りに面するフェンスの鍵がロックされていない私、わりとそこのディレクターに何回もロックするようにお願いしたんですけど、結局放置。子供たちが遊んでドアを開けてしまう恐れも高いし、外部からも簡単に人が侵入できてしまう状況なのに、なぜすぐにロックしないのか、甚だ不明。いまだにロックされているのかも怪しい。
  • 人件費カットのために、一人で一つの部屋を任される

    子供の出席者が少ない場合に、4人、5人、10人の子供たちを一人で任されるケース。Ratio内とはいえ、たった一人で部屋にいて、ナピー変えてる間、誰が他の子のスーパーバイズするのって話で、危険すぎる配置。けれど、アレなセンターではこういうことが頻繁に起こる。
    そこで働いているスタッフは、もし何か事故があった場合、全て自分の責任になるわけで、それを学生時代の担任に話すと、下手したら資格剥奪の恐れもあるから、そんなリスキーなセンターはすぐに辞めるように言われたそう。彼女はまだそこで働いているけどね。
  • カジュアル同士でクロージング作業を任されるこれも、有り得ない話なんだけど、アレなセンターではスタッフのシフトをローテーションしない場合があるんです。クロージングの仕事に比べ、オープニングのシフトの方が明らかにラクなので、アレなセンターのベテランスタッフは、オープニングシフト固定で働いてたりするわけ。なので、誰もやりたがらないクロージングシフトをカジュアルに任せてしまうというケース。カジュアルなんて下手したら、どの親がどの子の保護者かどうかの認識すらできないから、過って不審者に子どもを連れ去られてもおかしくない。それに、子どものその日1日の様子(アクシデント含む)等、そのカジュアルスタッフから報告される親だって心許ないだろうに。恐ろしいけど、実際にこの運用をいまだに続けているアレなセンターを知っています。
  • ギリギリのRatio配置のために、結局、常にRatioオーバーこれはわりとどのセンターでも頻繁に起こっていると思うんですが、2人で8人のベイビーを担当するという配置の場合、法的なRatioはOKだけど、ナピーを変える、ベッドメイキングをする、食事の準備をする、もしくは自分がトイレに行きたい際、別のスタッフ一人が残りのベイビー7人、8人を見ないといけない状況が生まれるわけで、そうすると法的に完全にアウト。けど、こんなことはいまだに多くのセンターで頻発しているんじゃないのかな。基本的に、プラスαのスタッフが部屋に配置されていないと、1日の業務は成り立たないんだけどさー
  • 書類作業時間をもらえず、子供達のいる部屋で端末操作

    これも結局、部屋にはいるけれど端末操作している際、子どもへの目配りができなくなる時点でNG。子どもたちが昼寝している最中に、書類、端末作業をする分にはまだ許される範囲だけれど、午後の外遊びの最中に端末操作している状況もけっこう見かけます。その分、他のスタッフがスーパーバイズを負担するわけで、危険。これも、スタッフの数が余分に配置されていれば問題ない行為だけれど。
  • ベイビーからプリスクールが、同じ大きなプレイグラウンドで無秩序に遊び回る

    このセンターの方針で、子どもたちは自由に他の部屋を行き来することが許されていました。もちろん、外のプレイグラウンドも同様に、ベイビーだろうとプリスクールだろうと、無秩序に同じスペースで遊び回る。当時、私はベイビーの部屋担当だったので、プリスクーラーがベイビーの真横をダッシュで走ったり、誰かが蹴ったバスケットボールがベイビー付近に飛んできたり、逆に、ベイビーが勝手に目の届かない部屋に自由に行き来できてしまい、まじでこれは有り得ないだろうとうんざりしました。
    この開放的すぎる方針のせいで、10分に1回は部屋の子どもたちの所在確認をしないといけなく、アクティビティなんてなにもできない状態。まじで意味不明なんだけど、センターがそれを誇りにしてるから、変わりようがない。

いろいろ挙げて、結局愚痴みたいになっちゃったんですが、アレなセンターでは事故が頻繁に起こるべくして起こる要素がわんさかと溢れていると思うので、私たち個人にできることは自分の保身、つまり、アレなセンターかどうかを素早く察知して、長期で働くことを避けるくらいしか方法がないんじゃないかと感じています。

結局、杜撰の根本の原因は、マネジメントなので、末端スタッフが声をあげたところで、なかなか変わらないわけ。ほとんどのトラブルはスタッフの数が充実していれば避けられることだと思うんだけど、じゃあスタッフの数増やしてって要望したところで、アレなセンターの根本の原因はマネジメントがお金しか見ていないことなので、Ratio通りの数を配置しているでしょ、で終了。

今回事件が起きてしまったチャイルドケアセンターの実態は、全く存じ上げませんが。

さいごに

今回の事件の進捗、原因等を知りたくて、『Escape Children Childcare』などと検索していると、過去さかのぼって同様な事件がパラパラとヒットして驚いています。どれだけ子供たちEscapeしてるの?!っていうか、杜撰なところは今も昔も一緒なのかもね。大事な子供を預ける親御さんたちにとっては、ショック以上のニュースだと思いますが。

と思っていたら、チャイルドケアに特化したニュースが紹介されているCare for Kidsサイトでこのメルボルンのエスケープ事件と同日の昨日、パースがあるWA州でも複数のチャイルドケアセンターで、子供たちが知らないうちに勝手に外出した状況を生んだとして、多額の罰金が課せられたと報じたニュースが紹介されていました。
ニュースソース:Three WA childcare centres fined after kids able to leave unnoticed

ちょ、恐ろしすぎる。こんなにも頻繁にあってはいけない事件が起こってるんすか?!
働いていてこんな厄介ごとに巻き込まれないためにも、アレなセンターからは距離を置きたいものです。

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