2019年情報 チャイルドケアで永住権を取れる方法

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こんにちは、ローラです。

2019年3月私が知る限りの、チャイルドケアで永住権を取れる方法をまとめておこうと思います。はっきり言ってものすごくイバラの道ですが、道がないこともないということをお伝えしたいです。

2018年3月の移民法の大幅改正、つまり『RSMS』と呼ばれる地方就職ビザへのチャイルドケアの申請条件が厳しくなり、たくさんのチャイルドケアに携わり永住権を模索している人たちがこれに振り回されていると思います。

数年前にはどの留学エージェントも『チャイルドケアで永住権が取れる』と看板掲げていたのに、今となってはいつの間にかしれっと看板を下ろしている状況で、私も振り回されているうちの一人です。ですがまあ、オーストラリアの移民法は本当に勝手によく変わる、ということをオーストラリア滞在が長くなればなるほど身を持って体感しているので、こればっかりは運が悪かったとしかいいようがない。

とにかくも、複数の移民コンサル(および一部の信頼できる留学エージェント)に個別相談をしてもらった結果、2019年3月時点でのチャイルドケアでの永住権取得ができる方法を私なりにお伝えします。

こちらが少し読みづらいですが、私が去年2018年10月だかにとある移民コンサルに個別相談を受けた際のラフ書きです。永住権に近い順(簡単順)に、PLAN①→②→③って感じ。

PLAN① :485(+JRP)+ 489 で永住権

私が学生だった頃には聞いたことがなかった『Job Ready Program』というものが登場しました。これを利用することで永住権への道がぐっと近づくんだそう。もともとは、RSMSが永住権に一番近くて簡単だと言われていたんですが、2018年3月にRSMSへの申請条件に『3年のフルタイム職歴が必要』と改正されて以降、既存にあったPLAN①のこの方法が再び注目されだしたそうです。

485ビザがあるうちに『JRP12ヶ月』に登録&完了させる

JRPことJob Ready Programに関しての詳細は下記サイトをご確認していただくことにして、https://www.tradesrecognitionaustralia.gov.au/programs/job-ready-program

私からはJRPについてざっくり説明しますと、卒業ビザがある間に、チャイルドケアの場合、アシスタントセンターマネージャーとして雇用される必要があり、最低12ヶ月間アシスタントとしてどういう仕事をしたかというレポートを毎月TRA(Trades Recognition Australia)提出することで、次のビザ(地方ビザ489)に繋げられる特別プログラムのことを差すんだそう。

JRP自体はビザではないので、卒業ビザがあるうちにこのプログラムを完了させる必要があるというわけ。

このJRP自体、昔からあったプログラムだそうなんですが、今までは卒業後はRSMSビザへ進む方が永住権に近かったために、あまり利用されていなかったんだそうです。

ところが、何度も述べますが2018年3月以降、RSMSへの条件が厳しくなったおかげで、このプログラムに人気が集中しだしているんだそう。なんたって1年このJRPで経験を積めば、次のビザ489(4年滞在可能)へ進み、正式な許可が下りれば、その後半年程度で永住権が取れてしまうそうなんです。

まあ現実的には、アシスタントマネージャーとして雇用されるというのが一番大きなネックになると思うんですが、JRPの最中に毎月提出するレポートの参考例(以下)を見る限り、本当に大したことじゃないので、結局はやっぱり、学生時代で実習先とのコネをしっかり作っておいたり、カジュアルジョブでも将来的にこのプログラムに参加したい(=将来フルタイムで雇って欲しい)旨を職場のマネージャーなりに熱心に伝えておくことが重要になってくるんだと思います。

毎月提出が求められるサンプルジャーナルの一例

毎月提出しないといけないジャーナルの例を見る限り、ほんの一部のタスクを除き、本当に大した内容じゃないから、JRPをやらせてもらえるセンターさえ見つかれば本当に永住権まで大きな大きな一歩を踏み出せたってことじゃないかね。

489(地方ビザ)の招待をもらい、半年後に永住権申請

JRPを終了して許可が下りると、招待(ポイント制)されて進める489ビザにステップアップすることができるそうなんですが、このポイント制が、また少々やっかい。

私がビザコンサルからもらったラフ書きに戻ると、つまりこの489ビザを申請するための招待をもらうのに、最低でもPoint Testで『合計65』が必要になるんだそう。

つまり、『招待ポイント最低でも65』に達するために、Diploma取得&JRPを終了してもらえる『30ポイント』以外に、年齢と英語力で残りの『35ポイント』を埋めないといけないわけです。

私がコンサルしてもらった際、年齢が30代だったので、Ageポイント25。そして英語力、IELTS全ての科目で7.0をクリアしてポイント10追加。これでやっと『35ポイント』が埋められて、『最低でも65』条件に達する計算です。

なので、年齢が若ければ若いほど、英語力が高ければ高いほど、ポイントを確保できるという招待システムは、年齢が高い人にはなかなか簡単ではなーい。もう年齢はどうにもならないけれどここまで進める気合いがある人は、IELTSのALL7.0の壁は大したことないはずで、問題は、ALL8.0まで取らないといけない場合、正直私はめまいがする。

そして、この招待ポイントは高ければ高いほど招待される確率が上がるらしく、65ポイントあったとしても足切りで招待されない可能性もあるんだと。もうなんなんだこの気分屋。

とにかくこれを、お手持ちの卒業ビザが切れる前までに済ませないといけない。つまり、招待に必要なIETLSのスコア含め、ぜーんぶ揃えておく必要があるので、事前の準備は本当に大事って話です。

489ビザの招待さえもらえればあとは簡単。(移民コンサル曰く)
489ビザでもらえる期間は4年らしいんですが、489ビザで地方のチャイルドケアに就職し、その後半年もすれば永住権申請ができるんだそう。

ということで、私がコンサルを受けた際には、JRPに進んで、489ビザの招待を受けられるようにポイントを上げるのが永住権への一番の近道だと言われました。

まけど、実際は私がコンサルを受けた際の卒業ビザの残りがそもそももう半年もなかったから、JRPに挑戦する入り口にさえも立てなかったんだけど。。

ちなみに、友達の友達ですが、実際にこれで永住権を申請中の人もいます!

PLAN② :485+407+RSMS で永住権

RSMSが永住権に必要な地方ビザですが、この申請条件に2018年3月以降、『3年のフルタイム職歴が必要』だと移民法が改正されてしまいました。この3年の職歴をカバーするためのこのビザの組み合わせなんだそうです。

まずは、485(卒業ビザ)でみっちりフルタイム職歴を作る

Diploma資格での卒業ビザは1年半しか下りないんですが、ブリッジングビザ期間を含めると実際はもっとさらに長い期間滞在することができます。

例えば私の場合ですが、2016年12月に卒業。学生ビザが切れるのが2017年3月だったので、学生ビザ失効直前に卒業ビザを申請しました。普通の人が3ヶ月程度で許可が下りるのに対し、私の場合は審査に時間がかかり、半年後にやっと許可が下りたので、そこから1年半の卒業ビザが発生。結果的に、2019年4月までとなりました。

つまり、実際の学校卒業後の2016年12月から取得した卒業ビザが切れるのが2019年4月までなので、実質約2年4ヶ月の滞在期間をもらったということです。

私の場合、通常は3ヶ月程度で審査が下りるところ、余分に3ヶ月もかかったので、他の同時期に卒業ビザを申請したクラスメイトよりも、卒業ビザでの滞在期間がその分長くなっているんですが、通常通り審査が下りたとしても、なんだかんだ1年半の卒業ビザと言われながらも2年近くは働くことができるんですねー

ここでもキーになってくるのは、卒業と同時にいち早くフルタイムジョブで働き出せるかどうかというところ。学生時代の実習先のチャイルドケアセンターと密な関係を作っておくか、独自のコネクション(カジュアルジョブでもなんでも)をしっかりと構築しておき、卒業と同時にフルタイムで働かせてもらえるよう、あらかじめ準備しておくことがとても重要になってくると思います。

じゃないと、RSMSにつなげるための『3年の職歴』に満たない可能性が出てきてしまう。

 Training Visa / 407 で1年間フルタイム歴を増やす

Training Visaとは、センターにフルタイムでルームリーダーとして雇用してもらうことで申請できる1年間限定のビザだそう。

RSMSに進むのに、3年間のフルタイムの職歴がないといけなくなってしまったので、これが注目され出したという背景があるみたい。

Training Visa取得に指定エリアはないそうなので、Sydneyといった都市部でもセンターがスポンサーになってくれてフルタイムで雇用(ルームリーダーポジション)してくれさえすれば、1年間追加で職歴が伸ばせるということで、これを使ってRSMSに必要な職歴3年条件をクリアすることができるそう。

ちなみに、卒業ビザからTrainingVisaへのブリッジング中はTrainingVisaの1年間にはカウントされずに、けれどもフルタイムで働き出すことができるので、結局は1年労働が許されるビザで1年以上の職歴をさらに増やせるということ。

RSMS取得後、2年契約ののち永住権取得

もうチャイルドケアを勉強している方なら、このRSMSビザの説明をする必要はないと思うんですが、卒業ビザ、トレイニービザを使って3年の職歴(フルタイム)条件をクリアすれば、地方に渡り、RSMSビザスポンサーをしてくれるセンター先に就職。RSMS申請の許可が下りたのちにルームリーダーポジションで2年働くことで、永住権を取得できるというビザです。

申請には、IELTS全てで6.0を超えないといけないんですが、たぶんもう3年のフルタイム職歴があれば、6.0なんて超余裕なはず。申請時の年齢が45歳以下と制限されています。

ちなみに、私がRSMS取得を試みてキャンベラに移動したのが、ちょうど2018年3月のRSMS法改正の直前だったので、どのセンターにもRSMSビザのためのルームリーダーポジションを獲得しようと応募者が殺到し、カオス状態だったことを覚えています。おそらく2019年の今となっては3年のフルタイム職歴を持つ永住権が欲しいDiploma所持者が少ない(てか、まだいなくない?)ことから、ものすごい買い手市場だと思います。

私は運良くもあるセンターから法改正がされる前に、RSMSスポンサーのオファーを受けることができたんですが、数ヶ月フルタイムで働いたそのセンターがあまりに底辺すぎる環境&人材で毎日のストレスが自分のキャパを超えていたこと、そして、実際にRSMSを申請してから許可が下りるまでに12ヶ月から18ヶ月も待たされている状況だったことから(つまり、そこからさらに2年経たないと永住権申請ができない)、ちょっともはや現実的ではないわ、、とキャンベラから彼氏のいるシドニーに戻ってきた(逃げだした)経緯があります。当時は、オファーを蹴ったものの実際問題は途方に暮れて、現実逃避ばかりしていましたが。

PLAN③:大学(ECT取得)+485+189で永住権

一生のうち一回しか卒業ビザ(485)を取得できないそうで、Diploma終了後にすでに卒業ビザを取得している私は、いくらECT資格のために大学(バチェラーコースでECT取得)を卒業したとしても、その後に卒業ビザを申請/取得することがもうできないんだそう。

そうなると、仮にECTを取得しても学生ビザが切れるまでに2ヶ月しか残らないらしく、189ビザに進むための準備(書類審査)に最低でも3ヶ月はかかるそうなので、この道はとても厳しいと言われたので、PLAN③に関しての詳細は聞いていません。タイトルだけで失礼します。

まあ、、最近ではそもそもの学生ビザの申請がものすごく難しくなっているし(私なんて学生で6年間とか過ごしているから余計に却下される可能性が高い)、年間200万円かかると言われる学費的にも、私が仮に大学に進んだとしてECT資格を無事に取れたとしても、189ビザへの招待ポイントとして最低でもIELTS全て8.0(下手したら卒業時の年齢的に8.5以上)が必要になるとか、もはやいろいろが私には超非現実的すぎました。

ですが、まだチャイルドケアのDiploma在学中で卒業ビザを取得する前なら、こういった選択肢もあるそうです。

PLAN④:2019年に発表された最新ビザDAMA

私が2018年に受けたコンサル結果としてはPLAN③までのものだったんですが、2019年になってチャイルドケアDiploma資格で新たに永住権を申請できる地方ビザが登場したようです。それが、Designation Area Migration Agreements (DAMA)s と呼ばれるビザ。

ただし、地方も地方、ダーウィンがあるNorthern Territory州とWarrnambool regionと呼ばれるVictoria州の一部の地域限定だそうです。

このDAMAの諸条件に関しては、私も調査不足でまだ把握できていませんが、チャイルドケアはもちろん、その他の職業、今までは457ビザ対象だった職種も復活しているので、興味がある方はぜひこの記事に目を通されるといいと思います。

Northern Territory Designated Area Migration Agreement (DAMA) (Subclass 482 to Subclass 186)

さいごに

今回、2019年3月時点で私が知るチャイルドケアに関する永住権事情を共有させてもらいましたが、移民法がまじでコロコロ変わるオーストラリアで最新情報を把握するのは至難の業だと痛感してばかりです。けれども、こればかりは文句を言ってても始まらず、とにかく情報戦に強くあることが身を守る最大の武器だと思うので、費用はかかってしまいますが複数の移民コンサルを利用されたり、こまめに移民局のサイトをチェックしたり、最新情報をご自身でもしっかり入手&吟味されることを強くお勧めします。

移民コンサルを利用していても、どのエージェントも2019年1月に私が自分自身で気がつくまで、パートナービザの上限に変化があって私が付き合って6年の彼氏とパートナービザを申請できる条件にハマったことなど教えてもくれなかったので、移民コンサルのアドバイスを完全に鵜呑みにするのも感心できませんが。。

加えて、地方ビザを取るためにシドニーを離れたクラスメイトの何人かは、新たな生活拠点で新たなパートナーに恵まれて、結果的にその方向で永住権取得にのぞむケースも出てきているということも、ここで紹介しておきます。

あ、もう一つ、私の日本人のチャイルドケアDiploma所持の友達は、卒業ビザの間にオーストラリアで1年フルタイムの職歴を積んで、移民ウェルカムキャンペーンを行ってるカナダに永住権を取りに行く予定だそう。諸条件は細かくあるのかもしれませんが、カナダやニュージーランドではオーストラリアで取得したチャイルドケア資格を書き換えることができるそうなので、もしオーストラリアにこだわらなければ、他国のチャイルドケア事情を経験するのも将来的には大きな財産になるかもしれないですね。

とにかく前向きにいれば、好転するチャンスは巡ってくるんだと、自身の経験からも感じています。

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コメント

  1. アバター Yuki より:

    いつも更新楽しみにしています。私も現在チャイルドケアを勉強しながら現在パーマネントパートタイマーとして働いていますが卒業後の地方移住を視野に入れながら情報を集めているところです。移民法に右往左往され、半ば諦めかけていましたが、この記事でまた少し希望が持てました:)
    どうなるかはわかりませんが、やれるところまでやってみようと思います!
    ローラさんのビザ申請がうまくいくことを心より応援しています!

    • アバター ローラ より:

      Yukiさん
      初めまして! コメントありがとうございます。
      卒業後のチャイルドケアでの永住権を視野に入れると、在学中にどれだけの仕事経験を積んで(コネクションを作って)、語学力を伸ばしておくかが、大きなキーになると感じました。
      私自身を振り返ると、在学中はとても優等生とはかけ離れた存在だったので、あまり偉そうなことは言えないんですが。。
      オーストラリアでチャイルドケアに携わる者同士、仕事はとてもやりがいがあるし子供達は天使だし、お互いに踏ん張っていきたいですね!!!
      私のビザの件まで応援してくださって、本当にありがとうございます! またいつでもブログにお立ち寄りください:)