ブッシュキャンプとマリファナ中毒者と異常気象

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こんにちは、ローラです。

コーリーちゃんと1月のほとんどをブッシュ(山の中)で過ごしています。彼はもともと1月いっぱいは仕事をしないでブッシュでのダム作り(ショベルカーを使って、小川を広げ、飛び込めるくらいのプール作り)に専念する予定でいて、私は不満だらけだった仕事をスッパリ辞め&RSMSのスポンサー探しをいったん放棄して、彼の予定に便乗しています。電気も水道も電波も通っていない場所なんですが、生活に必要な最低限の環境はだいたい整えてあるので、シャワーは2日ごと、暑ければ近所のダムにジャンプ、トイレはあらかじめ穴を掘った場所まで歩いて、用が済んだら砂をかける、という超原始的な、けれど慣れれば大した問題でもなく、電気は通ってないけれど、ソーラーライトやバッテリーライト、オイルランプやヘッドトーチなど揃えてあるので夜でも快適、おかげでただただゆっくりした時間を過ごしています。




コーリーちゃんの友達や兄弟も、年末年始や週末、予定が合えば都度合流しているので、今のところ二人っきりという時間が1日もないかもしれない。合わせて、週末は顔見知りのご近所のファーマーも遊びに来たり、ゆっくりした時間を過ごしているけれど、けっこう毎日が賑やか。

私は日本ではキャンプ経験があまりなく(多分、1-2回程度)、食材や飲み物を基本みんなでシェアして、火おこし担当、炊事担当、洗い物担当とかって役割分担して最後に会計するっていうパターンが主流だったように覚えているんですが、オーストラリアは基本みんなそれぞれ。各自がエスキー(クーラーボックス)に必要な食材や飲み物を持参。クッカー(ガスコンロ)やキッチン用品、食器などもそれぞれ各自が準備。なので当然、食事時間もみんなバラバラ。朝、シリアルを食べてる人もいれば、ベーコンエッグをクッキングしてたり、ランチも好きな時間に各自それぞれ、ディナーも当然各自それぞれ。キャンプファイヤーの周りに各自が持参した椅子が並び、食事の支度ができた人たちからそこで食事をするという感じで、洗い物に関しても基本それぞれが食器洗い道具を持っていて(もしくは、使い捨ての紙食器を使用)、洗う用の水は小川から汲んできたりと、最後まで徹底。初めてコーリーちゃんと一緒にこっちのキャンプに来た時には、このことにとても感動したのを覚えています。なんていうか、誰もが誰かに頼ることなく、各自が自立して好きなように楽しんでいるのがとても新鮮に映ったのです。

ところが、キャンプ好きのコーリーちゃんと一緒に過ごすようになってから5年、トータルで20回以上はブッシュに来ていると思いますが、経験を重ねると段々と最初の印象が崩れてきました。確かに各自がテントや食材等、持参してきていることに変わりはないんですが、やれ、ポットがない、マグカップを忘れた、塩胡椒を忘れた、フライ起こしがない等、些細といえば些細な忘れ物の代償を基本的にコーリーちゃんのパートナーである私に借りにくることが多く、別にいいんですけど、借りた後に返しに来ない&さらにお願いごとが増える、というのも忘れ物をする人の特徴だったりして、最近では貸し渋ることが増えました。そして話が飛びますが、ブッシュ好きはマリファナ好きが参加者の3割くらい占めるんです(私調べ)。これがとても厄介。

いつかのブログで書いた気がするんですが、オーストラリアでもマリファナは違法です。ですが、暗黙に自由です。吸う量や回数が違えど誰もが吸っているといっても大げさじゃないくらい。確かポリスに見つかったところで、没収&$30程度の罰金で済むと聞いたことがあるくらい、日本のそれと違ってここオーストラリアのマリファナ事情は超ユルいのです。なので、身近に吸っている人たちが普通に存在しますし、家族やパートナーじゃない限り、他人は他人、特に干渉しないのがこっちの人たちの接し方です。




コーリーちゃんの過ごすブッシュには、広い土地ということもあり主にモトクロスバイク好きがメインで来ます。とはいえリラックス目的=マリファナ目的で来る友達も、上記の通り3割くらい占めます。吸う量は人それぞれですが、だいたい目が充血して&とろーんとなって、ロレツも緩くなって、一日中怠惰になる傾向があるので、アクティブに動くコーリーちゃんや私は、あまりウェルカムには思っていません。が、人それぞれなので特に干渉もせず。何か言っても時間の無駄なので。

ところが昨日からの訪問者、若干20歳のコーリーちゃんの友達の息子(イーサン)はもう完全なるポッドヘッドで、朝から晩まで吸うのを止めない。会話といえば、いかにマリファナが健康的か、マッシュルームを探しに出かけようとかってもう話にならず、以前からドラッグ傾向のある彼でしたが、久しぶりに会う彼は完全な中毒者になっていました。こうなるともうリハビリ施設に強制入居させない限り厚生不可能なんだろうなー。以前はテキパキ動く好青年だったんだけど、今はロングヘアの完全ヒッピー。日本と違っていろんなドラッグが超身近に存在するオーストラリアの闇の部分です。

イーサンが好きで吸ってる以上、もう他人の干渉する範疇ではないんですが、実は昨日の夜、私たちが寝た後に、残った彼が、キャンプに遊びに来ていた近所に住むファームの彼(オーストラリアデイの祝日で酔っ払った状態の彼)に吸わないかすすめたらしく、すでに酔っぱらっていてあまりドラッグ経験のない彼は吸引の結果、嘔吐を繰り返したらしく、朝それを知ったコーリーちゃん激怒。テメエが吸うのは勝手だけど、他人を巻き込むなと。私もその事実を知って、あちゃーーーーって感じでした。木曜にブッシュに来て以来、ただただマリファナを吸って何もしないイーサンに、コーリーちゃんは呆れ&憤慨していたので、それが爆発しちゃった感じ。心配したコーリーちゃんは、その後近所の彼の家に出かけて行きましたが、そんなコーリーをよそに、イーサンはまた目が充血するまで吸引した模様で、昼寝するといってテントに姿を消しました。明日まで滞在する予定って言ってたけど、彼のエスキーの中は全ての氷が溶け食材も限られ、飲み水もすでに切れて、常に私の準備した10Lのミネラルウォーターサーバーから都度補填している状態。もし明日まで滞在するのなら、絶対にショッピングに行かないといけない状況なはずだけどそんなことはお構いなしにポッドヘッドでテントで死亡。常識的判断ができなくなる、ただただ怠惰になる、これがマリファナの怖いところかもね。コーリーちゃん曰く、イーサンはこの状態でも車を運転するらしく、この判断欠如はとんでもなく恐ろしい。アルコールも同様だけれど。

いま私はショッピングのために街に来て、ブログを更新しています。車で30分の道中、空が怪しいくらい暗く雲がうねっていたんですが結果、ものすごい土砂降りの嵐に見舞われ、運転中、雷がすぐそばの木を直撃というのをまさか2回も目撃。ものすごい恐怖に慄きながら、雷でも車内は安全だ、とどこかで聞いた本当か嘘かわからない言葉を一生懸命に信じ、とりあえずこうして街まで無事にたどり着きました。どこかでいったん停まろうかとも思ったんですが、田舎道の周りは更地のファームだらけで、道路に面して木が立ってる状況。どの木にまた雷が降ってくるかもしれず、結果停まることすらできませんでした。走行中も前がまったく見えないもんだから、道路にできた大きな水溜りにそのまま突っ込み思いっきりハンドルを取られたり、山の嵐の恐ろしさを実感しました。これ夜だったら泣いてたなー。日本、特に東京も今年の冬は異常気象というか何十年ぶりかの大雪に見舞われたりしてますが、ここシドニーも45度を超える異常気象が何日も続いたり、かと思えば上着が必要なほどの寒さになったり、そしてこういった嵐に見舞われたりと、穏やかじゃない状況です。

結果的に、嵐の運転の恐怖で、イーサンのマリファナ中毒とかどうでもよくなりました。キャンプを出発するまで氷と水、彼のために買ってこようかどうか迷ってたんですが、人に優しく、、買ってきてあげようと思います。雷まじ怖かったー







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