バリスタ未経験者が、オーストラリアでバリスタキャリアをはじめる方法

Pocket

こんにちは、ローラです。

昨晩からここシドニー、ずっと強風と雨で外がゴウゴウ言っています。今朝7時すぎに目が覚め、特に予定がなかったのでベッドのなかでゴロゴロ、携帯でネットサーフィンしていると、8時頃、先日カジュアルで働いたチャイルドケアセンターから電話が。急な仕事の連絡っぽいなーと思っていったんスルーするとやはりメッセージで、9:00-3:00で働けないかという連絡。前日にでもわかっていれば心の準備ができるんですが、今朝は気分が乗らなかったので、他の仕事が入っているといって断りました。カジュアルスタッフは、この手の緊急要員だということは分かるんですが、今日はダラダラする日と決めていたので自分の心に従いました。へへ

ところで、私、週に日曜日だけ、バリスタという仕事をしています。

バリスタとはコーヒー作る専門家。あのスタバも売り上げ不振から撤退するほど本格的なコーヒー&カフェ文化が根付いているここオーストラリアでは、各カフェにエスプレッソマシーン&バリスタがいて、そのバリスタがお客さんの好みに合わせてコーヒーを作ります。

*スタバは撤退ではなく、運営権をAU会社に売却、が正解だそう。今でもシティ内に数店舗残っていますが、日本のようなスタバ崇拝は皆無です。この会社はコーヒー云々ってよりブランディングですよね。

私のバリスタキャリアは約6年ほどになりますが、いわゆるバリスタスクールには行っていません。去年、日本から1年だけワーホリで来ていた友達も、オーストラリア滞在5ヶ月目ほどで時給$17のバリスタジョブをゲットしていました。(最初の1ヶ月は見習い$13だった。)その彼女もバリスタスクールには行っていません。

今日は、未経験でもオーストラリアでバリスタジョブに就きたいと思っている人向けに、私の経験が役に立てばと思い、記事に起こします。

私のラテとピッコロ。いつも歪む。

スワン。

バリスタになるために、資格などいりません。なによりも経験がものをいう世界です。けれど経験がない人はどうすればいい? バリスタコースに通って知識&経験を積む? 答えは全力でノー!です。

いろんな期間と金額のバリスタコースがあるようですが、いったいどれくらいの卒業生が最終的にバリスタジョブに就けると思いますか? はっきりとした数は知りませんが、私が6年間で知り合ったバリスタの中で、学校に通ったことでこのキャリアをスタートした、といういう人はゼロです。完ゼロ。

もう一つ付け加えると、私が4−5年前カフェのマネージェーとしてスタッフ採用も担っていた頃、バリスタ募集の際に応募してきたコーヒー学校卒業者は、逆に扱いがめんどくさいという個人的な印象が残っています。なぜか知識ばかりでなぜか頭でっかちな人が多かったのです。そして知識はあっても結局経験がないから現場では使えないという現実。

ではどうやって最初は素人の私たちが、バリスタのキャリアをスタートさせるのか、それは、コーヒーマシーンを置いているカフェでとにかく仕事を見つけること。最初は経験がないことにはバリスタジョブにストレートに就くのはとても難しいでしょう。けれど、将来的にコーヒーを学びたいという意思を伝えるとともにホールスタッフとしてなら、もしくはキッチンハンドといった仕事からスタートするならハードルは極端に下がります。とにかくきっかけをつかむことが一番大切です。まずはホールスタッフとしてコーヒーをお客さんのテーブルにサーブし始めると、自ずとコーヒーの呼び名の違い、見た目の違いなどすぐに覚えることができます。覚えないと、ホールスタッフとしても仕事にならないので。自分の与えられた仕事に慣れてきたら、その後、積極的にバリスタに質問をして、空いてる時間を狙ってコーヒー作りを教えてもらうのです。ほとんどのバリスタは教えたがりだったりするので、喜んで知識を共有してくれるばすです。

私のバリスタキャリアスタートは少し変わったものだったので、あまり参考にならないと思うのですが、駅の近くにあるNewsAgencyという新聞や雑誌、文房具を売っているお店に、珍しくコーヒーマシンも置いていて、そのお店で朝6−11時で月ー金毎日働ける人を探しているというのを人づてに紹介してもらったことがきっかけです。一緒に働くオーナーもコーヒーが作れるので、最初はオーナーの横についてなんとなく見よう見まねでお試し。お客さんのほとんどが毎日新聞を徒歩で買いに来るお年寄りばかりだったので、オーナーも超ど素人の私が作るコーヒーの質など特に気に留めず、とにかく自分の代わりにコーヒーらしきものを作れる人が必要、という枠で働きだしました。そこで4ヶ月くらい働いてたかな。

同時期に、別のローカルカフェで忙しい週末だけホールスタッフとしてシフトがもらえるようになり、徐々に仕事になれてくると平日のシフトももらえるようになりました。忙しかった週末に比べて平日はそこそこスタッフ同士団欒する時間も持つことができ、そういった時間帯にお客さんに恥じずに出せるようなコーヒー技術を勉強させてもらいました。ある程度ちゃんとしたコーヒーが作れるようになると、バリスタとして平日の午後シフトがもらえるようになりました。バリスタの仕事は基本、朝からランチ前くらいの時間帯が忙しさのピークになるので、作り手側もそれなりの経験とスピードが求められるんですが、平日の午後になるとどのカフェもゆっくりとした時間に変わります。バリスタ初心者にはちょうどいい時間帯。そのカフェで2年近くバリスタ兼ホールスタッフとして働くようになって、その後、本格的なバリスタとしてキャリアをスタートさせました。

一方、ワーホリでバリスタジョブをスタートさせた友達は、ガッツで仕事をゲットしたパターンです。彼女はコーヒー経験もローカルカフェ経験もまったくなく、英語力もはっきり言って初級レベルでした。けれど、ガッツだけは本当にすごかった。それまで、2ヶ月ほどジャパレスで働いていたんですが、時給は低い($12)は仕事はキツイっていう経験が、彼女の新しい仕事探しの原動力になったようで、とにかくレジュメを持って、ショッピングモールなどに入っているカフェを中心に1軒1軒、仕事はないか回っていました。

最初はそのうちの一つ、コーヒークラブというこっちではチェーン店でわりとあちこちで見かけるカフェなんですが、そこでホールスタッフとしての仕事を取り付けることができました。それと同時に同じショッピングモールのフロア違いにあるテイクアウェイ専門のコーヒーショップでも見習いとして仕事をもらえることが決まり、結局はバリスタになりたいという理由で(将来的な時給アップも望めるし!)そこ一本に決めて仕事を始めました。見習いということで、採用当初は時給$13と、ジャパレスとあまり変わらないスタートだったんですが、1ヶ月後には$15になり、交渉の末、3ヶ月後には$17にまで時給をあげてもらっていました。

彼女の英語力を考えても、そのポジションをつかむまで並々ならぬ努力をしたのは明らかですが、とにかく、バリスタになるためには、高いお金を払って学校に行く必要はないのです。行きたい人は行けばいいと思いますが。最も簡単にバリスタになるための近道は、まずは入り口の低そうなカフェ(コーヒーショップ)をターゲットにし、躊躇せずにレジュメを配ることです。

入り口の低そうなカフェ、とは、働いている人が欧米人ばかりじゃないお店。アジア人が多ければ私たちの採用確率も上がると考えていいです。アジア人の中でも、日本人はダントツに働きものという印象が強いので、アジア人を採用慣れているオーナーからすれば喜んで採用してくれるかもしれません。とにかく、バリスタのキャリアをスタートさせたいのなら、コーヒーが置いてあるお店で何の職種であれ働き出すことが一番の近道だと私は強く思っています。

2年くらい経験を積んでバリスタとして一人前になると一般的に時給が$20前後もらえることが多い(しかもキャッシュハンドというところが多い!)ようです。さらにもっと経験を積んでお店を移るとその上を行く時給交渉も可能になるので、コーヒー好きには美味しい仕事だと思います。この記事が、これからオーストラリアでバリスタの仕事をやってみたい人の背中を、少しでも押すことができたら嬉しいです。


*最近コーヒーよりもハマってるベビチーノアート。カフェがひしめくシドニー内でもここまでのサービスはまず見ないです。

普段はチャイルドケアの仕事をメインでしていますが、別のジャンルの仕事、カフェジョブは気分転換になってとても楽しいので、今の仕事リズムは気に入っています。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする